- さお
- I
さお【さ青】〔「さあを」の略。 「さ」は接頭語〕あお。II
「色は雪はづかしく白うて, ~に額つき/源氏(末摘花)」
さお【佐保】⇒ さほ(佐保)IIIさお【真麻】〔「さ」は接頭語〕アサの別名。 麻(オ)。IV「麻衣に青衿着けひた~を裳(モ)には織り着て/万葉 1807」
さお【竿・棹】※一※ (名)(1)枝葉を取り去って作った竹の細長い棒。「物干し~」「旗~」
(2)舟をこぐ道具。 岸辺や水底につっぱって舟を進ませるための長い棒。 《棹》「~を差す」(3)釣り竿。「~を磨く」「のべ~」
(4)三味線の胴から上の, 糸を張る長い柄。 また, 三味線。 《棹》→ 三味線(5)雁(ガン)が一列になって飛ぶさま。(6)陰茎を俗にいう語。※二※ (接尾)助数詞。(1)竿に付けた旗を数えるのに用いる。「大漁旗二~」
(2)箪笥(タンス)・長持などを数えるのに用いる。「箪笥二~」
(3)羊羹(ヨウカン)やそれに類した細長い菓子などを数えるのに用いる。「羊羹二~」
(4)竿に干した洗濯物などを数えるのに用いる。「洗濯物三~」
(5)江戸時代, 金座で竿金(サオガネ)を数えるのに用いる。~の先に鈴(スズ)口数が多く騒がしいことのたとえ。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.